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個別記事の管理2011-04-25 (Mon)
当ブログで森鴎外の「舞姫」という作品を読んだ、ということを以前書いた。(2011/3/31の記事参照)

その「舞姫」のヒロイン、エリスを追った話だと思われる書籍を、図書館の新刊コーナーで見つけたので、借りてきた。

「鴎外の恋 舞姫エリスの真実」  六草いちか著  講談社 2000円

2011/3/8発行なので、鴎外研究関係の書としては、現時点で、おそらく最も新しいのではないかと思う。
私は、エリスはあくまでも小説の中の女性であり、現実に存在したかどうかもわからない人の話を、どうしてこんなに調べるのだろうと疑問に思い、題名からこの本に興味をひかれたのだ。

内容は……いや~すごい! 調べ方が半端じゃない。
古い時代の写真や地図も入れてあり、調べることになった経緯などがしっかり書かれている。

帰国した鴎外を訪ねてきた外国人女性は実在。
「舞姫」に出てくる描写にそっくりな教会の発見など、次々に明らかになる、小説と現実との類似点。
しかし、古い記憶は壁にぶちあたり、著者は何度も調査をあきらめかける。
これで何も発見できなかったら、エリスさがしをやめる、と何度も決め、その都度、なんらかの糸が細くつながり、調査は続いていく。
鴎外に愛された女性、それは誰なのか。
私も調査している気になって読んでしまった。

鴎外がドイツ留学していた時代、教会が役所がわりになっていたことをこの本を読んで初めて知った。(今もそう?)
洗礼、結婚、死亡などの記録はすべて教会にある。
だけど教会ごとの記録なので、教会の選択を間違えば、さがす名前は出てこない。
苦労の末、たどりついた一つの名前。
ただ、エリスのモデルになったその女性は、その後、幸せだったのかどうかはわからなかった。

この本には、当時の「踊り子」さんたちの写真も載っていた。
ああ……ちょっとイメージが……
小説の中のエリスは、私としては、はかなげで細身なイメージを抱いていたけど、実際の踊り子さんたちは、けっこう筋肉質系の方が多かったのだな……
勉強になった……と思う。
* Category : 書籍
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ぐふふっ * by 悠希
確かにドイツの踊り子さんは筋肉質そうだ。
ヴァイキングとか、ゴート族とかの末裔だもんね。
教会が役所代わりって、日本もお寺がそうだったんだもんね。
江戸時代には宗派関係なく、引越し先の檀家にになることで強制的に戸籍の登録されるという。
またネタになりそうな知識が増えて、よかったですねぇ。
なみやさまの大正ロマンものが読めるかな。

Re: ぐふふっ * by 菜宮 雪
悠希様

掲載されていた踊り子の写真、びっくりです。
たまたま写真の方が筋肉っぽい人だったのかもしれませんけど、なんていうか、貫禄たっぷりで力もありそうな感じでした。
ヴァイキングの末裔……そういう考えもありですよね。たくましそうだ。

> 江戸時代には宗派関係なく、引越し先の檀家にになることで強制的に戸籍の登録されるという。

なるほど。だから檀家とかがあるのか。
自分の実家もとあるお寺の檀家らしいけど、どうしてそんなのに入っているんだろうと不思議に思ったことがあるんです。檀家といっても集会に行くわけでもなし、墓守代としてお金を寄付しているだけなので。
宗派が関係ないところは日本人ですよね。

> なみやさまの大正ロマンものが読めるかな。

……!
大正ロマンものですか(汗)
いや、たぶん書けませぬ。
知識なさすぎ。歴史に詳しい悠希さまこそ、お得意分野では?

ところで、さっき、ワンちゃんのお写真拝見しました!
アップありがとうございました^^
なんとなく、子わんこたち、ネズミに似ている……と思ってしまった(失礼な!)のは私だけかしらん。

No title * by かみたか さち
はあぁ。
すごい執念ですね。

どうしてそんなにエリスにこだわれるのか、不思議ですが、そこのところも書いてあるのでしょうか。

それとも、鴎外って、そんなに恋をしそうにない人だったのかしら?
「あの鴎外がほれ込んだ女性って?」みたいな。
奥様はおられたわけだから、単なるスキャンダル?

Re: No title * by 菜宮 雪
かみたかさまへ

どうしてこだわるのかは書いてありました。
大まかに言えば、エリスのモデルになった女性のことを悪く言う人もいて、偶然も重なり調べたくなった、という感じ。
私もこの本を読んで初めて知ったのですが、鴎外は帰国後半年もしないうちに日本人女性と結婚しているんです。
親が用意した相手と。
で、一児をもうけますが、離婚。
そして再婚。
彼の帰国直後に日本に来たドイツの女性は、いったい何をしに日本へ来たのか、ということを考えると、そこに悲恋の匂いがぷんぷんして、鴎外の人生が小説そのものになっている気がします。
単に鴎外の友人として日本の観光に来た、というだけではおさまらない事実などが、この本にはいろいろと出されていました。
この本はその女性をさがす話です。
スキャンダルではなく、鴎外は生涯その女性を忘れられなかったのだ、という説が一般的。
鴎外が自分の子につけた名前ね、ドイツ語に由来するものばかり。
……ううむ、それもすごいな、と思います(笑)
そういう状況の中で書かれた「舞姫」、少し鴎外に対する見方が変わりました。
あんな結末の小説ですけど、実際には彼も苦しんだのではないかと。
まあ、何を言っても小説の中の話だし、すでに亡くなった人たちをどうこうすることなどできないんですけどね。
コメントありがとうございました!

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