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個別記事の管理2014-05-13 (Tue)
今日はコミックの感想です。

「アンドロメダ・ストーリーズ」  竹宮惠子 光瀬龍原作
スクウェアエニックス Gファンタジーコミックススーパー 全二巻完結

機械に惑星が浸食されていくSF。
リリア姫はアストラルタ三世の即位と同時に嫁ぐが、王や周りの人々の様子が徐々におかしくなり、平和な王国は、恐るべき機械に支配されていく。王は完全におのれを失い、リリアは自分が生んだ王の子、ジムサを連れて王城から脱出。
成長したジムサは母を守るために戦い、やがて、双子の兄弟と運命の出会いを果たす。
人と機械の戦いと、愛の物語。

以下、ネタバレあり。ご注意。



古い作品だが、まったく古さを感じさせず。
読み終えて、胸にずーんと来る作品だった。

機械に支配されて変貌していく王、そんな王を愛し、離れても忘れられないリリアの感情が切ない。
王がどうにかして正気に戻ってくれたらって何度も思ったが、この物語はそんなに甘くはできていなかった。
作者さんご本人も一巻目の後書きに書いておられるように、これは「容赦ない物語」なのだ。
破滅への坂道を転がり落ちていくような。
恐ろしく、しかし、目を離せないストーリー展開に、心が緊張しっぱなしに。

リリアはどこまでもお姫様として描かれている。
その行動も、感情も、ものすごく納得でき、それがまた悲しい。

ネタバレしてしまうが、この作品には近親相姦ネタも入っている。
しかし、不潔とか、嫌な感じはしない。
滅びゆく世界の中、大切に思い合う者同士が普通に愛を語るだけ。
寄り添う二人の最期の姿もたまらない。

ラストはやっぱり衝撃。
読んでしばらくボー然。
こんな、そんな……

こういう悲劇が連続する作品を読んでいると、自分の中のどこかで、救いの場面を予想して読んでしまう。
その救いの場面が後になってきっと出て来てくれるだろうと思いながら読む。
双子の兄弟が力を合わせて戦った結果、王が正気に返って、機械を追い出し、人々に笑顔があふれて……って展開になってほしいって。

結局、そうはならず。
すべて終わり。しかし、どこかでまた始まっている。そんな衝撃のラストだった。

設定としては「地球へ」に似ている。あの作品も大好きだけど、この作品もすごくよかった。
機械と人間の関係における問題点を提示している。

満足度☆5
忘れられない作品となった。
とても気に入った。また読みたいから永久保存したいね。
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