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個別記事の管理2014-06-27 (Fri)
今日は久しぶりにネット小説の感想です。

碧の独善」  冴島芯さん作  恋愛ファンタジー長編 全38話+番外 完結
PG12 ※近親相姦、暴力要素あり
過去に開催された第二回恋愛ファンタジーコンテストに出されていた短編が元。
他国へ婿入りした王子サディアスとその女騎士アンジェリカの、せつなく狂気じみた兄妹愛の物語。

以下感想など。


まずは完結おめでとうございます。
最後まで読ませてもらえて本当にうれしい。
失礼ながら、この作品は完結はしないだろうと思っていました。
何年にもわたる連載の途中、何度も更新は停滞し、しかもブクマしてあったページから小説が消えたりして、私も一時期ブクマをはずしておりました。
それでこの小説とのご縁はもう終わったと思ったんですが、小説が復活しているのを偶然知り、またブクマ。
完結したのでここ二日ほどで集中して最初から読みました。
あー、読めてよかった。
最後、二人がどうなるのか、ものすごく気になっていたんですよね……

サディアスとアンジェリカは異母兄弟のため、愛し合うことは叶わぬ仲。
それでも、二人は共通の血塗られた過去によって深く結びついており、サディアスが結婚しても思い合う気持ちは変わらず。
どうしようもない事実に絡め取られる二人。それに振り回される周りの人たちの苦悩など、悲しく苦しいことが続くこのお話、決して明るくはないのですが、もっと先まで読みたくなる魅力がありました。
シスコンとか、ブラコンとか、そんな簡単な言葉で片付けたくない作品。

ラストは微妙なハッピーエンド……?
私ならばあのラストにはしないと思いましたが、不快感はなかったです。
フェビアン、ウィリアムのその後はもう少し細かく知りたかったかな。
主役二人も番外でまた見ることができたらいいなあと思ったり。
個人的にはサディアスのかわいそうな妻、クラリッサが好きでした。

この作者さんの豊富な語彙、きめ細かい表現力は、ネット作家さんの中では群を抜いていると私は思います。
ただ、この作品は難漢字が多くて読みにくいと思ったことは何度かありました。
日常では使われないような難しい言葉がいっぱい。
漢字を見れば意味はわかるけど、ちゃんと読めない、あるいは読み方がまったくわからないの多数。
いちいち中断して調べて、自分の無知さをなげくはめに。
たぶん、雰囲気を出すためにわざと難漢字を当てていると思うのですが、ルビはほんのわずかしか使われておらず。
勉強になりました……が。
……私の頭にちゃんと入ったかどうかは別問題。

どうやったらあんなに言葉をいっぱい覚えられるんだろう。相当書籍を読んでおられるのだろうなあ。
こんなすごい作品を書く方と恋愛ファンタジーコンテストで張り合おうとしていたなんて、今考えると恐ろしいことです。

重苦しいけれど、取りつかれたように読まされた作品でした。
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