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個別記事の管理2014-10-25 (Sat)
今日は少し前に読んだ市販の書籍の感想を。

「葉桜の季節に君を想うということ」  歌野晶午作 文春文庫 629円

ミステリーの賞を総なめにしたという作品。
元私立探偵の主人公トラは、自殺をしようとしていた女性さくらを救い、二人は連絡を取り合うようになっていく。
トラは、知人から悪質な催眠商法の調査を依頼され引き受けるが、事件の闇は深かった。

これは恋愛小説というよりも、ミスリードを狙ったミステリーだ。
以下、ネタバレしているかもしれない感想を少しだけ。


完全な題名と表紙買いだった。
素敵な心惹かれる題名。
どこかせつなそうで意味深な。私は涙が止まらないような恋愛小説が読みたかった。
それに、私自身が「葉桜」の場面を入れた小説を書いていたので、描写の勉強にしようと思ったのだ。

しかーし!
全く中身を確認せずに購入したら、冒頭「射/精」からはじまり、げんなり……
なんだよ、いきなりそれかい。
作者さんには申し訳ないが、こんな言葉から始まると知っていたなら私は買わなかっただろう。
いかにも男性向け? いや、でも表紙を見る限り、男性向けの官/能/小説って感じはしないけど。
買ったことを最初の一行から後悔したが、賞を総なめ、ということなので、がまんして読んだ。

思っていたような熱い恋愛小説ではなく、参考にしたいような葉桜の繊細な美しい描写もなく、あったのはただ、あれあれ????
あとでパラパラ読み返した。
作者さんにすっかりだまされてしまったらしい。
時間軸が何度もずらしてあり、そこが高い評価を得た点なのだろうと思うけれど、私としては読みたい場面がすぐに変わってしまうため、少々いらだちと疲れを感じた。

これはオチを知ってしまうとおもしろくなくなってしまうので、詳しく書けないが、あのオチについては納得できなかった。仕掛けはおもしろいが、設定にはちょっと無理があるんじゃないかな。

私は作者さんが全力で仕掛けた罠にまんまとはまってしまったわけだが、それが飲めるか飲めないか。
この作品の評価はたぶん大きく分かれると思う。
だまされて感激大拍手か、それはない、と思うかで、満足度が違う。

私としては……うーん、内容もだけど、ロマンチックな題名にだまされた感が強くて……
それでも、ラストの章まではページが進むのが早かった。
話がどこへ行くのかわくわくしたのだ。トラとさくらがどうなっていくのか知りたかったし。
でもオチがなんともいえず……ああう……まいった。
どうしても頭の中で絵にしたくない。この設定を否定したい自分がいる。

満足度は前半☆4、全部読んだら☆2つ半ぐらい。
甘い恋愛を期待するとちょっとうーんな作品でした。ミステリとしてはほどほどで。
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