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個別記事の管理2014-12-01 (Mon)
今日は市販の紙の書籍の感想。

「弥勒の月」 あさのあつこ著  光文社文庫

時代劇。小間物屋の若女将が自殺。その夫、遠野屋の主人のふるまいに不信感を抱いた同心、信次郎が、岡っ引きの伊佐治と共に事件を追う。

以下、簡単な感想など。


私は時代劇というものはほとんど読まない。というか、以前はまったく興味がなかった。
知り合いの作品とかでない限り、わざわざ買わない。
某小説企画で時代劇を書く必要に迫られ、勉強の為にしぶしぶ資料を集め、少しずつ読むようになって現在に至る。
時代劇には現代小説にない言葉が多く使われている場合があり、語彙を増やすには有効だと思う。

今回読んだこの作品「弥勒の月」は、その企画の時に、某様におススメの時代小説として紹介してもらった本だった。
長く積み本になっていたが、ようやく読了できた。

最初は読みにくく、読み捨てようかと思ってしまった。
誰が主人公かわからず、視点もころころ変動。
どうやら、伊佐治の視点を主にして話が進んでいるようだったが、それ一本でもなく。
お話も、現代刑事ドラマをそのまま江戸時代にしたような感じで、普通に解決されてハイ終了かと思えた。
しかし、そう単純なお話でもなかったからよかった。

中盤以降、遠野屋の謎が徐々に明かされてくるとページをめくるのが楽しみになった。
これは読んでよかったと思えた本。
暗い過去を持つ遠野屋の主人がものすごく光る。
それにつっかかる信次郎はまったくとらえどころがなく、よくわからない人物として描かれているが、それもこの作品の魅力なのだろう。
その下で働く伊佐治がうまく物語の味を出している。

ただ、時代劇を全く知らず、初めて読む人にはあまりやさしくないかな、とは思った。
同心、岡っ引き、この言葉とその関係がわからないと、何が何だかわからないかも。
岡っ引きは同心の下だが、岡っ引きは「親分」と呼ばれる習慣があることなど、知らないと上下関係がわかりにくいんじゃないか?
現代だと「親分」って普通は下の者ではなく、上に言う感覚。
某企画に参加するまでは、私はそんなことすら知らなかった。
その時に少し時代ものをかじったおかげですんなり読めたけど。

続編が何冊か出ているようだ。
この内容なら続きを読んでもいいね。この書を紹介したくださった方、ありがとうございました☆
満足度☆4
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